茶道のドキュメンタリー映画2
遠州流茶道のドキュメンタリー映画が目指すものは、日本文化を心と行動で伝えることです。
何故ならそれが13代家元の小堀宗実氏の考えだからです。
そのためには子供に茶道を教えることが大事だと、家元は幼稚園や小学校、中学校で茶道のてほどきをします。
鳥海山のふもとの秋田県矢島は、遠州とゆかりの土地です。山にまだ雪の残る春に矢島の中学校で茶道教室が開かれ、撮影をしました。
家元はやさしく中学2.3年生と高1の生徒に茶道の説明をして、みんなにもお茶をたてさせたり、お客さんを経験させたりしました。
このイベントには地元の遠州流の先生や他の流派の方々も協力していました。一番大切なことはお茶をたてる作法ではなく、いただく時の挨拶だということを家元は強調していました。
「ありがとうございます」「お先にいただきます」「おいしゅうございました」。そうした挨拶が今の時代、人と人のコミュニケーションの基礎になるのでしょう。
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