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海と自転車と天橋立

2012年1月31日 (火)

海と自転車と天橋立5

『海と自転車と天橋立』が2月25日から大阪のミニシアター、シネ・ヌーヴォで公開されることになった。

1月末に奈良へ行く用があったので、途中、大阪に立ち寄り新聞記者の取材を受けた。

74歳のサイクリストが日本海側を走る。

それを記録した映画だが、なぜ天橋立だけ特別なのか? と聞かれて、つい本音を言ってしまった。

「子供の頃から百人一首で『大江山いくのの道の遠ければまだ文も見ず天橋立』の歌が好きだったから」と。

実際、鳴嶋会長が日本海側を走ると言った時、景色のいいところを撮ろう、そうだ、天橋立に行こうとすぐに思ったのだった。

それまで天橋立には一度も行ったことがなかった。 冬にひとりで行ってみた。

近くの福知山に泊まり、朝、天橋立に着くと、観光客はまばらでロープウェイに乗って展望台から眺めてみた。

雪が舞っていた。和歌の世界と現実が混ざって見えた。 いいなあと思った。と、だんだん人が増えてきた。

観光のメッカなのだ。 撮影許可が降りるだろうか。心配だった。

東京に戻ってから天橋立の本をネットで探したら科学者の書いた「天橋立物語」があり、読むと天橋立の侵食がずっと問題だったことなどがわかり、興味をもった。

風景は人の手を加えないと疲れていくらしい。海岸工学の話も知りたいと思うようになった。

2011年11月17日 (木)

海と自転車と天橋立4

文化表現学科の田中先生が制作した映画「海と自転車と天橋立」の映画ができるまでの苦労話や裏情報などを載せています。

『海と自転車と天橋立』の上映が11月12日(土)から始まりました。

夜の9時からのレイトショーです。自転車だけでなく古代文化についてもいろんな角度からアプローチした映画なので、考古学の専門の女性も見に来てくれました。

「最近、韓国の慶州に行って新羅文化について考えたばかりだから、この映画はとてもよくわかるわ」と彼女は感想を語りました。

なるしまフレンド会長の旅が日本海側日本縦断で、自転車が海岸沿いを走るということを聞いた時に、海岸線にこだわるのはよそうと私は思いました。

偏狭な国粋主義に堕ちることを心配したからです。そして古代に思いをはせました。古代の韓国の文化と日本の文化はとてもよく似ていることを映像で示したいと思いました。

韓国の古墳を撮影したのもそのためです。慶州は町のいろんなところに古墳があって、それが周りの風景によく溶け込んでいるのが印象的でした。

2011年10月22日 (土)

海と自転車と天橋立3

なるしまフレンド会長は信義の人だ。友が遠方からくれば、必ず会って旧交を温める。
前作の『なるしまフレンド 俺っち自転車道』を撮り始めた頃、台湾の友人が来日した。その方の関係する会社のことと、お子さんの結婚というふたつの用件があったらしい。
なるしま会長も予定が入っていて、ゆっくり会うことができない。そこで会長は友人夫婦と連れの会社の顧問の3人を成田空港で迎え、彼らが東京から三島へ新幹線で移動するまでつきあった。
私は車内の様子を撮影しようと東京から三島まで同乗した。駅に着くと友人一行は会社からの迎えが来ていたので、そこで別れ、会長はまた東京へ戻るのだった。
クラブ員たちと自転車の練習ランをしていると、時々会長は侍らしくりりしくなる。相模湖から高尾へ戻る途中、50歳代のクラブ員が車にぶつけられて倒れた。
ウロウロする私たちにさっさと帰るよう指示し、救急車の手配からそのあとのことまで会長が率先して2,3名のクラブ員と共にやりぬくのだった。倒れた仲間の自転車は「(乗りながら)俺がそれも引いていく」と言い切った時の自信がカッコよかった。会長は自転車乗りの古武士なのである。

2011年10月 3日 (月)

海と自転車と天橋立2

私が所属している自転車クラブの「なるしまフレンド」は、毎日曜日、鳴嶋英雄会長が中心となってロードバイク自転車の練習をしています。

脚力に応じて班を分けているので、初心者も参加できます。

私がなるしまフレンドで初めてロードバイクを買ったのは、005年のMt.富士ヒルクライムに出る3ヶ月ほど前でした。

すぐクラブに入会しましたが、最初の年は練習にも集まりにも出ませんでした。

他の人たちと走る自信がなかったからです。翌年からやっと参加するようになりました。

クラブの人たちは誰もが親切で、ギアチェンジをはじめいろいろなことを教えてくれます。

下り坂でも足を回転させる大切さや、走行中の減速や停止などの合図を教わりました。

当時、鳴嶋会長は70歳! 

皆は会長を慕って、休憩時間に会長の周りに集まっていましたが、私は新参者なので、遠くから会長を見ていました。

会長の自転車姿はりりしく力強く、まさに古武士の風格です。

実は会長の精神こそがみごとなサムライだということを私はだんだん発見していくのでした。

2011年9月 1日 (木)

新作『海と自転車と天橋立』

文化表現学科の田中先生が新しい映画に挑戦します。
能の映画は東京での5週間のモーニングショー上映を無事終えました。
10月22日から1週間限定の大阪シネ・ヌーヴォでのモーニングショー上映が始まります。
近畿地方の観客には能舞台と、熊野の風景の関係がピンとくるのではないかと期待しています。
私と熊野との出会いは自転車のブルベ競技に参加していた時に起こりました。
そのことは自転車仲間にはよく通じるらしく、近畿のブルベ主催者に『能楽師 伝承』のサンプルDVDを送りましたら、
熱のこもった感想を下さいました。
彼に言わせると、自転車で走っていることと能舞台は一緒だ、そうです。
自然の中にいる自転車と、限られた空間の能舞台が同一というのは奇妙に思われるかもしれませんが、スポーツ用自転車(ロードバイク)で疾走していると、まわりの風景に閉じ込められているような錯覚に陥ることがよくあります。
自転車で走る人と、それを見ている人とでは大きく違います。不思議な魅力を持つ自転車について新作ドキュメンタリー映画『海と自転車と天橋立』を完成させました。

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